ヒロシ×天羽
「来いよ」

そう言ったのは確かにオレなんだけどよー??
初めてコイツと会ったとき。
手を伸ばしたのは確かにオレの方だった。




その事に後悔する。

コイツ、ハンパじゃねー…頭オカシイべ?!
いい加減呆れるっつーか、ついていけねー。
んなヤツなのに。


気づけばコイツは横にいる。
それが当然のように、オレの横にいる。







「時貞ァ!!」
とにかく滅茶苦茶なヤツだから。
このオレだってキレんぜ、マジでよ。
だけどオレの怒声にもちっとも動じる様子無く。

「どーした?…ヒロシ」

菩薩のようなあの微笑を湛えながら、笑ってやがる。

いつも。

オマエはぁ…!!
人の神経を逆撫でするヤツだ。





もーしらねえ!

アイツ。

マジで。

ブン殴ってやらねえと!!






(2006/12/06)
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