★土緋で極道物語★
スーツマン土屋は葬儀屋でしたが、やはり乙女の夢(?)である極道物語も妄想してしまいます。 (というか、悪の組織だったり極道だったり緋咲はダークなのね) 横須賀ロクサーヌ組(変な名前)のボン(時期組長)の緋咲。 土屋はもちろんボディーガード兼お目付け役。(ボディーガード…笑) で、ロクサーヌ組みと抗争起こしてる組から狙われるのです。 跡取りを狙え!ってなカンジで。 (私の妄想は大抵セリフやシーンから始まるので、細部については突っ込まないで…笑) ![]() 敵の銃弾によって、足を負傷した緋咲。 そんな緋咲に駆け寄る土屋。 取りあえず、敵の目から隠れるために倉庫とかに隠れます。 「大丈夫っすか?!」 「チッ…足が」 自分のシャツを脱ぎ、それで止血する土屋。 「ヤバイな」 「ええ…」 足をやられたとあっては、逃げきるのは困難であります。 「…オマエはヤツらに見つからねーようにここを出ろ。お前1人なら逃げ切れる」 「は?」 「ヤツら、オレを捕まえたからって殺さねーよ。オレで、ウチの組と取り引きすんだろ。」 「でも…」 「まあ、殺られる事はねーよ。…まあ犯られっかもしんねーけど…」 (ヤオイ的極道世界では殺るより犯るがスタンダードです(←?!)) 「はあ?」 「お前は利用価値ねーから殺されんぞ。…だから行け」 「オレがアンタを置いて行けるワケねーでしょ!」 「バカ、これは命令なんだよ。…オレの命令、聞けねーのか?」 「ンな命令聞けねーっスよ!!」 「早く行かねぇと、囲まれちまうだろ。外出て、何とかウチの組とコンタクト取れ。助け呼んで来いっつってんだよ」 (つづく) さあ、2人の運命やいかに。 そしてソコは何処なんだ。 携帯とか無いんかい(突っ込み) お目付け役の土屋が緋咲を置いていけるわけ無いだろ!緋咲のバカ! ……本当に書きたい場面は次なのでつづきます(笑) 実は、はじめは軍隊モノパラレルでした。 なので、色々変な感じです。 でも軍隊より極道モノの方が日本っぽくてイイよ、と思うのです。 ![]() 土屋は緋咲の命令通り、外に出て、SOSの電話入れました(公衆電話で/笑) で、助けを待っとけばいいのですが、緋咲の事が気が気じゃないので、また倉庫に戻ります。 すると案の定、中からは緋咲と他に数人の男が争っている声が! 今にも緋咲は拉致られそうです!! ここぞとばかりに銃撃ったりして敵兵を蹴散らす土屋。(敵兵って…) そして、やっと緋咲の元へ。 「ケガ、無いっすか?」 「バカ野郎、なんで戻ってきた、お前はマジで殺されんゾ?!」 「……緋咲さんに付いた時から、死ぬ覚悟は出来てますよ。 …それに、アンタが犯られんの黙って見てるくれーなら、死んだ方がマシっすよ。 オレ、…ずっとアンタの事、好きだったんですよ」 「土屋」 「だから、アンタのためになら、死んでもいい」 「…土屋」 「…バカ、お前が死のうが死ぬまいが、関係ねーだろ! この場合。無駄死にだろ!そーいうの自己マンっつーんだよ! お前はそれでいいかもしれねーけど、オレは気分ワリーだろが!」 「相変わらずキツイっすね…」 「だから、早く。行けよ。次は人数連れてくんだろーし、 どーせ、オレとお前だけじゃどうしようもねーからよ」 「嫌ですよ。一緒にいますよ。」 「ああもう、ウザイな、お前!」 「緋咲さん、オレの事心配してくれてます?」 「ああ?…してねーよッバカッ!夢見がワリーんだよ!テメーが死ぬとよ!!」 そんなこんな言ってるうちに敵兵がまた現れます! 「大人しく出てきな。命までは取らねえよ」 そう言う、敵兵にしょうがなく出て行こうとする緋咲。 しかし、そこに緋咲を狙う銃口が!! そうです、敵兵内での不穏分子です。 緋咲の事を亡きものにしようとする一派もいたのです。 それに気づいた土屋。 ダメだ!間に合わない! 「緋咲サンッ!!」 銃弾と緋咲との間に体を割り込ませ、緋咲を突き飛ばす土屋。 土屋の胸部を銃弾が貫く……!! 「…土屋…ッ…」 呆然と土屋が地面に転がるのを目で追う緋咲。 「チッ…余計な事しやがって」 予想外の自陣内の不穏分子を取り押さえた敵兵は言います。 「こいつにはワリーが、わざわざ助ける義理はねェんでな。行くぜ」 そのまま、緋咲を連行して行くのでした。 緋咲は引きずられながら、ただ呆然とするしかないのでした。 「つち…や…」 土屋は冷えていく体と、もう思考できない頭の片隅で (良かった…緋咲サン…) と思っていました。とさ。 (つづく) ![]() 抗争中の組は相州連龍会(若頭:八尋)でした。 (ロクサーヌと対になるのは外道がイイですが、外道は私的に悪の組織じゃないので…笑) とりあえず、緋咲は(ちゃっかり後ろ縄くらいで)連行されました。 で、しばし監禁部屋(わあ、卑猥な響きだ…笑)に閉じ込められます。 その間、緋咲は土屋の事を考えていました。 (…アイツ…ホントに殴ってやろう……。 生きてたらだけど…まだ…息あったよな。 運が良かったら、ウチのモンに助けられるだろ。 ……ヤバイかも、な。あんな血出てたからな…。 ホント、ムカツク…気分ワリィ…… 絶対、殴ってやる……) 何だか思考がアレな感じの緋咲でありました。 緋咲なりにショックを受けたものと感じいってやってください(笑) ハッキリ言って、気が立ってます。 ムカついてもいます。何だか怒り気分です。 そこへ、ようやく相州連龍会の若頭、八尋が現れました。 「ふうん、オマエが緋咲か?」 「テメーは誰よ…?」 見下ろす八尋を睨みつける緋咲。 「オレは八尋だ。…お前、噂以上に獰猛な目ェしてんな」 「噂?どんな噂か知らねーけどロクな噂じゃねーんだろ」 「まぁ、オレはちっとくれー手に余るくれーの奴が好きだけどな」 「知らねェな、テメーの事なんざ」 「まあ、今は大人しくしとけよ。…怪我してんだろ…」 そう、笑って告げながら緋咲の負傷した大腿の傷に手をやる八尋。 そして、グイグイと傷を圧迫する。 「…くッ…ああ…ッ」 痛みに眉を顰め、必死で悲鳴をあげまいとする緋咲。 「テ、メェ…」 「取りあえず、これからオメーんとこの組と話しつけるからよ。それまでは、安泰でいられるぜ?何かあっても今くれー のモンよ?」 そう、言って部屋を後にする八尋。 扉に手を掛けて、振り向きながら緋咲に笑いかける。 「だけど、逃げよーとしたら…どうなっちゃうか知らねーゾォ…?」 …マジでムカツク!! 緋咲は監禁されてる立場にも関わらず、どうやってこのムカツキを発散してやろうか…とか思ってましたとさ。 ☆★☆★ ちなみに緋咲の傷を描くのを忘れました。 んで、イメージ緋咲は制服ね。 普通に。高校生。季節は春ね。 でもやっぱり緋咲的には夏でも長袖の勢いで! (2007/01/17) 戻る |