★土緋で極道物語★
スーツマン土屋は葬儀屋でしたが、やはり乙女の夢(?)である極道物語も妄想してしまいます。
(というか、悪の組織だったり極道だったり緋咲はダークなのね)
横須賀ロクサーヌ組(変な名前)のボン(時期組長)の緋咲。
土屋はもちろんボディーガード兼お目付け役。(ボディーガード…笑)
で、ロクサーヌ組みと抗争起こしてる組から狙われるのです。
跡取りを狙え!ってなカンジで。
(私の妄想は大抵セリフやシーンから始まるので、細部については突っ込まないで…笑)


極道土緋1 2004/4/2 
敵の銃弾によって、足を負傷した緋咲。
そんな緋咲に駆け寄る土屋。
取りあえず、敵の目から隠れるために倉庫とかに隠れます。
「大丈夫っすか?!」
「チッ…足が」
自分のシャツを脱ぎ、それで止血する土屋。
「ヤバイな」
「ええ…」
足をやられたとあっては、逃げきるのは困難であります。
「…オマエはヤツらに見つからねーようにここを出ろ。お前1人なら逃げ切れる」
「は?」
「ヤツら、オレを捕まえたからって殺さねーよ。オレで、ウチの組と取り引きすんだろ。」
「でも…」
「まあ、殺られる事はねーよ。…まあ犯られっかもしんねーけど…」
(ヤオイ的極道世界では殺るより犯るがスタンダードです(←?!))
「はあ?」
「お前は利用価値ねーから殺されんぞ。…だから行け」
「オレがアンタを置いて行けるワケねーでしょ!」
「バカ、これは命令なんだよ。…オレの命令、聞けねーのか?」
「ンな命令聞けねーっスよ!!」
「早く行かねぇと、囲まれちまうだろ。外出て、何とかウチの組とコンタクト取れ。助け呼んで来いっつってんだよ」
(つづく)

さあ、2人の運命やいかに。
そしてソコは何処なんだ。
携帯とか無いんかい(突っ込み)
お目付け役の土屋が緋咲を置いていけるわけ無いだろ!緋咲のバカ!
……本当に書きたい場面は次なのでつづきます(笑)
実は、はじめは軍隊モノパラレルでした。
なので、色々変な感じです。
でも軍隊より極道モノの方が日本っぽくてイイよ、と思うのです。



極道土緋2 2004/4/3
土屋は緋咲の命令通り、外に出て、SOSの電話入れました(公衆電話で/笑)
で、助けを待っとけばいいのですが、緋咲の事が気が気じゃないので、また倉庫に戻ります。
すると案の定、中からは緋咲と他に数人の男が争っている声が!
今にも緋咲は拉致られそうです!!
ここぞとばかりに銃撃ったりして敵兵を蹴散らす土屋。(敵兵って…)

そして、やっと緋咲の元へ。
「ケガ、無いっすか?」
「バカ野郎、なんで戻ってきた、お前はマジで殺されんゾ?!」
「……緋咲さんに付いた時から、死ぬ覚悟は出来てますよ。
…それに、アンタが犯られんの黙って見てるくれーなら、死んだ方がマシっすよ。
オレ、…ずっとアンタの事、好きだったんですよ」
「土屋」

「だから、アンタのためになら、死んでもいい」
「…土屋」

「…バカ、お前が死のうが死ぬまいが、関係ねーだろ!
この場合。無駄死にだろ!そーいうの自己マンっつーんだよ!
お前はそれでいいかもしれねーけど、オレは気分ワリーだろが!」
「相変わらずキツイっすね…」
「だから、早く。行けよ。次は人数連れてくんだろーし、
どーせ、オレとお前だけじゃどうしようもねーからよ」
「嫌ですよ。一緒にいますよ。」
「ああもう、ウザイな、お前!」
「緋咲さん、オレの事心配してくれてます?」
「ああ?…してねーよッバカッ!夢見がワリーんだよ!テメーが死ぬとよ!!」

そんなこんな言ってるうちに敵兵がまた現れます!
「大人しく出てきな。命までは取らねえよ」
そう言う、敵兵にしょうがなく出て行こうとする緋咲。
しかし、そこに緋咲を狙う銃口が!!
そうです、敵兵内での不穏分子です。
緋咲の事を亡きものにしようとする一派もいたのです。
それに気づいた土屋。
ダメだ!間に合わない!
「緋咲サンッ!!」
銃弾と緋咲との間に体を割り込ませ、緋咲を突き飛ばす土屋。
土屋の胸部を銃弾が貫く……!!
「…土屋…ッ…」
呆然と土屋が地面に転がるのを目で追う緋咲。

「チッ…余計な事しやがって」
予想外の自陣内の不穏分子を取り押さえた敵兵は言います。
「こいつにはワリーが、わざわざ助ける義理はねェんでな。行くぜ」
そのまま、緋咲を連行して行くのでした。
緋咲は引きずられながら、ただ呆然とするしかないのでした。
「つち…や…」

土屋は冷えていく体と、もう思考できない頭の片隅で
(良かった…緋咲サン…)
と思っていました。とさ。
(つづく)



極道土緋3 2004/4/6
抗争中の組は相州連龍会(若頭:八尋)でした。
(ロクサーヌと対になるのは外道がイイですが、外道は私的に悪の組織じゃないので…笑)

とりあえず、緋咲は(ちゃっかり後ろ縄くらいで)連行されました。
で、しばし監禁部屋(わあ、卑猥な響きだ…笑)に閉じ込められます。
その間、緋咲は土屋の事を考えていました。
(…アイツ…ホントに殴ってやろう……。
生きてたらだけど…まだ…息あったよな。
運が良かったら、ウチのモンに助けられるだろ。
……ヤバイかも、な。あんな血出てたからな…。
ホント、ムカツク…気分ワリィ……
絶対、殴ってやる……)
何だか思考がアレな感じの緋咲でありました。
緋咲なりにショックを受けたものと感じいってやってください(笑)

ハッキリ言って、気が立ってます。
ムカついてもいます。何だか怒り気分です。
そこへ、ようやく相州連龍会の若頭、八尋が現れました。
「ふうん、オマエが緋咲か?」
「テメーは誰よ…?」
見下ろす八尋を睨みつける緋咲。
「オレは八尋だ。…お前、噂以上に獰猛な目ェしてんな」
「噂?どんな噂か知らねーけどロクな噂じゃねーんだろ」
「まぁ、オレはちっとくれー手に余るくれーの奴が好きだけどな」
「知らねェな、テメーの事なんざ」
「まあ、今は大人しくしとけよ。…怪我してんだろ…」
そう、笑って告げながら緋咲の負傷した大腿の傷に手をやる八尋。
そして、グイグイと傷を圧迫する。
「…くッ…ああ…ッ」
痛みに眉を顰め、必死で悲鳴をあげまいとする緋咲。
「テ、メェ…」
「取りあえず、これからオメーんとこの組と話しつけるからよ。それまでは、安泰でいられるぜ?何かあっても今くれー
のモンよ?」
そう、言って部屋を後にする八尋。
扉に手を掛けて、振り向きながら緋咲に笑いかける。
「だけど、逃げよーとしたら…どうなっちゃうか知らねーゾォ…?」

…マジでムカツク!!
緋咲は監禁されてる立場にも関わらず、どうやってこのムカツキを発散してやろうか…とか思ってましたとさ。

☆★☆★
ちなみに緋咲の傷を描くのを忘れました。
んで、イメージ緋咲は制服ね。
普通に。高校生。季節は春ね。
でもやっぱり緋咲的には夏でも長袖の勢いで!


(2007/01/17) 
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