酔っ払い
オレ達まだ未成年だけど、たまに飲む。 アッちゃんは結構、酒好き。 オレはすぐに酔っ払う。で、気持ち良くなって眠くなって寝ちゃう。 今日も夏生さんと3人で飲んでたけど、やっぱり眠くなって来たから、「もー寝る〜」て言って アッちゃんの布団で勝手に寝てた。 ちょっと眠って、時計を見たら12時だった。 なんかゴソゴソするから何?って思ったけど、アッちゃんだったので、もう寝るんかなー?って 思って端っこに詰めた。 アッちゃんには悪いけど、オレはもう寝る気満々だったので、狭くても我慢さす気。 別に慣れてるだろ?だってオレよく泊まるもん。で、いつも布団占拠するし。 アッちゃんは「しゃーねーなー」とか言いつつ大人しく狭い布団で寝てるし。 でも、今日のアッちゃんは酒臭い…。なんか目ェ覚める。 今日は飲み過ぎなんじゃねえのー? 寝返りをうって、アッちゃんの方を向くと目が合ったから、 「…酒臭いー…」 って憮然として言ったら、 「悪ィ…でもオメエもだぜ?」 って言うから、そうなんかなー?って思って笑った。 酒のせいかな?いつもよりアッちゃんの息が熱い、と思ってたら、その熱い息が オレの耳元にかかるから、くすぐったくて身を竦める。 もっかい目をあけて見上げたら、今度はその熱いのがオレの唇にかかって、あ、っと思ってたら アッちゃんの唇がオレのに重なった。 オレの上唇を上と下から挟んで軽く吸われる。 唇を舌の先で軽く舐められる。 オレの唇を舐める舌がすごく熱くて、目を閉じてると、まるでそれが別の生き物みたいで 背中がゾクッてした。 ―――オレの唇の上で遊んでた舌がようやく離れたので、ハァ、って息を吐いたら、 今度は食われちゃうんじゃないかって思うくらい、パックリとオレの口全部をふさいだ。 いつの間にかアッちゃんの手がオレの肩を押さえてて、もう片方の手は髪をさわさわしてる。 なんか、よしよし、ってされてるみたいで嬉しいような、恥かしいような…。 目を開けてみたら、ビックリするほど近くににアッちゃんの顔。 何か言おうとしたけど、口を塞がれてたので ―――んん、 って動かす事しか出来なかった。 ようやくアッちゃんの唇が離れたので、ここぞとばかりに大きく息をする。 何か、オレ1人でハァハァ言ってる。 アッちゃんが真剣な顔でオレの事見てたから、オレもアッちゃんを見つめ返したら、 今度はアッちゃんが目を閉じてゆっくりキスしてきた。 今度はあの熱い舌がオレの口の中に入って来る。 オレの口の中、奥深くまで進入して内側からかき回す。 遠慮なく口内を行き来して、オレの舌を見つけて絡んでくる。 オレの舌に熱い舌を絡めて、くすぐったり、引張ったり。 オレは口の中で動き回る、熱いソレの動きだけを追う。 その動きだけを感じていると、だんだん頭が真っ白になる。 痺れたみたいに、何も考えられなくなる。 飽きもせず長い事そんな事してて、気付けば俺の唇の端から オレとアッちゃんの唾液の混じったのが伝ってる。 アッちゃんがそれを舐めてすくって、またオレの唇を舐める。 オレの唇はアッちゃんのせいで、すごい濡れてる。 「…アッちゃん、」 別に何を言いたい訳でもないけど、呼んでみる。 酒のせいかな、火照った体にアッちゃんがすごく気持ちイイ。 アッちゃんが無言で体を押し付けてくる。 このまま寝る気は無いらしい。 …だってアッちゃんの固くなったヤツがあたってる。 くっついてるアッちゃんから 『…なぁ、ヤろうぜ?』 ってのが体ごしに伝達される。 オレは眠かったんだけど、このフワフワした気持ち良さに、流されてもいいやと思う。 オレの上に圧し掛かってるアッちゃんの首に手を回す。 ―――今夜はなかなか寝れそうにないかもー… アッちゃんの舌に首筋をくすぐられながら、ぼんやりとした頭の片隅で思った。 でも同時に まあ、いいか とも思った。 ☆酒が入って流されやすくなっているマー坊。 そしてそんなマー坊に付け入るアッちゃん(笑) ま、誰しもこういう事ってあるだろう…という事で(汗) とりあえず、ココまでで止めました。 いつも本番まで書けません(笑)ちゃんと妄想では続きももちろんあるのですが…。 自主規制です。…小心者なんで。 フト我に返って「こんなモン書いもイイのか?!」と思ってしまうのです…(笑) だって、続きもこの調子でマー坊に赤裸々に語られると大変な事に… 飲酒は未成年ですが、保護者同伴(夏生サン)なのでOKです。 (2003.10.1) 戻る |